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同人リレー小説スレ

1 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:47
わたしには才能が無い。
節子はそう思っていた。

2 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:49


3 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:50
原稿が上がらないのだ。
目の前の紙をひたすら手垢で汚しながら、自分に神が降りるのをまっていた。

4 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:51
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
俺様用しおり
  ∧_∧   
 ( ´∀`)< 今日はここまで読んだ      
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ここまで読んだ

5 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:51
しかし降りてこなかった。




6 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:53
そうだ!確か冷蔵庫にキノコがあったはず。
形をどうとるかで詰まっていた節子は、せめて近い形をと、台所へ走った。
台所では兄がズボンのポケットに手を入れてポリポリかいていた。

7 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:55
節子は同人描きだった。
大手にはほど遠かったが、まだ中学生。
クラスの仲間数人とサークルを発足させ、いつかは壁にと野心を燃やしていた。

8 :スペースNo.な-74:04/04/29 14:59
このキノコ、ぱさぱさしてる・・・

昨夜は電話で親友のカスミと相談していて瞼が重かった。
左手に持ったキノコがやたらフニフニと歪んで見えた。

9 :スペースNo.な-74:04/04/29 15:02
クニクニさせながら、二階の部屋へ戻る。
しかしそこで世にも快感な出来事が節子を待っていようとは誰も知らなかった。

10 :スペースNo.な-74:04/04/29 15:44
だが母だけは知っていた!!

11 :スペースNo.な-74:04/04/29 16:14
(中略)

12 :スペースNo.な-74:04/04/29 16:20
(後略)

完。

13 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:07
と見せかけて復活。

14 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:26
そう…
死んだはずの父が復活していたのだ!

15 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:36
…まさか。幻じゃ…ない。
ふと手元を見ると持っていたはずのキノコが無くなっているのに気づいた。

16 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:39
そして呆然としている節子をまえにして
おもむろに復活した父が喋りだしたのだ。

17 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:41
ひげ…

18 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:42
「?ひ…ひげ?」

19 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:42
みんなにはナイショだよ?

20 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:44
それはそうだ内緒に違いないというか誰も信じないだろう
目の当たりにした節子を除いて…。

21 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:46
最初の父の一言を前にしてお互いの間を
沈黙の時間が過ぎる。
「と、ところで…」
節子が切り出した

22 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:52
入稿徹夜明けの夢の中で対話しているんじゃ…
と思いながら、頭の中で次の言葉を必死で探す。

23 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:53
冷蔵庫にあったトコロテン、どこにあるかしらない?

24 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:54
すまん!節子俺が使っちまった!
頭をカーペットにふれんばかりに頭を下げる父

25 :スペースNo.な-74:04/04/30 00:57
「…使ったって?
あれ食べるモンでしょ、」
疑問の前に怒りが走る
「それに入稿明けはカスミと一緒に食べるって
いつも言ってるのに!!」

26 :スペースNo.な-74:04/04/30 01:00
「すまん!節子!!だがタカシが使ってみろって言うんだもん、しかたないじゃん!」
父は子どものように逆切れした。
そこに兄のタカシが現れたのだった…

27 :スペースNo.な-74:04/04/30 01:02
「おぅオヤジぃ!
で、どうよ?」
妹を前に意味ありげにニヤニヤしながら現れるタカシ

28 :スペースNo.な-74:04/04/30 01:04
「あ!タカシー聞いてくれよー節子がさー…」
まったく子どもじゃないのか?と疑いたくなる。

29 :スペースNo.な-74:04/04/30 01:07
「節子が家長のオレをつるし上げるんよー」
「トコロテンひとつで…」
節子爆切れ!
「ふたつだクソオヤジこの∴Φ¥!!!」
言葉にならない

30 :スペースNo.な-74:04/04/30 01:14
そしてふと節子は言葉を止める。
父の身体を見てしまったからだ。
父は死んだのだった。
そう、父の身体は

31 :スペースNo.な-74:04/04/30 01:17
ダッチワイフならぬダッチハズバンド
中学生の節子の頭の辞書に載ってない答えはそれだった。



32 :スペースNo.な-74:04/04/30 01:22
生きていた頃の面影を精密に模写した
顔から発せられる声はかつての父そのもの…
「………」
「!!??」
節子絶句

33 :スペースNo.な-74:04/04/30 02:26
心地良いまどろみに包まれながら節子は気を失った。

34 :スペースNo.な-74:04/04/30 03:23
親友のカスミの声がした。
目覚めた節子は見知らぬ世界にいて驚いた。

そしてカスミの隣で妙な兎が片言で語りかけてきたのだ。
「ようこそ、剣と魔法の世界クラナドへ!」


35 :スペースNo.な-74:04/04/30 03:28
節子は呆然としていた…
逃げちゃだめだ
逃げちゃだめだ
逃げちゃだめだ
逃げちゃだめだ
逃げちゃだめだ
節子はただただ現実を受け入れるしかなかった

36 :スペースNo.な-74:04/04/30 03:28
という夢を見た。

37 :スペースNo.な-74:04/04/30 03:28
兎は節子に剣を差し出した。
「キノコブレードをどうぞ」

キノコブレードを受け取った節子は、あまりに唐突な展開に驚いた。
さあ、魔王ユエルを倒しにいきましょう!
魔王ユエル???
カスミの言葉にわけがわからない節子は気を失いそうだった。

38 :スペースNo.な-74:04/04/30 04:06
「はーっはっはっはっは!見つけたぞ勇者節子!」
聞き覚えのある笑い声に、節子が振り向くとそこには
黒マント姿の兄タカシがいた。
「出たわね!魔王ユエルの手先!節子、キノコブレードを抜くのよ!」
だが、現実を認めたくない節子はキノコブレードを投げてしまった。

39 :スペースNo.な-74:04/04/30 04:15
しかし!
キノコブレードは仲間にして欲しそうに節子を見ている!!
どうしよう…

→仲間にする
 一人でオナってろクズが!

40 :スペースNo.な-74:04/04/30 04:19
→仲間にする
 一人でオナってろクズが!
 スルーする
 タカシに食べさせてみる
 焼く

41 :スペースNo.な-74:04/04/30 04:44
くそっ!
選択肢が多すぎて選べねぇやんか!
どうすりゃええねん!?
節子は関西人脳をフル回転させた。

42 :スペースNo.な-74:04/04/30 04:44
お兄ちゃんの触りたい・・・
ふとした衝動が節子の心に電気のように走った。
下部も熱く湿っているようだった。

節子??
親友のカスミが声をかけた。

43 :スペースNo.な-74:04/04/30 13:06
気が付くと自分のベッドの上、親友のカスミが心配そうに見下ろしている。
カスミが続ける―。

「原稿どこ?印刷所っ!急がないとっ!」
徹夜明けで朗々と脈絡の無い夢を見ていたのだろう。
「ごめんカスミ!原稿上がったまま寝ちゃったみたい」

机の上に散らばる原稿を急いで拾い集め
着の身着のまま学校指定のジャージ姿で節子は家を出た。

44 :スペースNo.な-74:04/04/30 13:30
駅に至る道すがらカスミが心配そうに節子に尋ねる。
「ところで、あの原稿おばさんやお兄さんに見られてたりしないよね…。
見られてたりしたら合わす顔ないよ…特にお兄さんとか。」

そもそも同人に誘ったのはカスミからだったのに体面を気にしすぎだと節子は思う。
やりたいことやってるだけなのに…。
お嬢さん風で少しクラスのみんなから浮いているカスミが節子に声をかけてきたのは
いつだっただろうか―

「ダイジョブ!部屋にこもってる時は勉強してると思って遠慮してるみたいだし…。」
「でも、なんでベッドで寝てたんだろ?」
ジャージで印刷所に急ぐ自分に後悔しながら会話は続く。


45 :スペースNo.な-74:04/04/30 13:56
カスミと話す傍ら、節子は昨晩のことを思い出そうとしていた。
何故か死んだ父が生き返ってて、兄と変なこと話してて…。
あれもきっと夢の一部だったのだろう。
ベッドに運んでくれたのは兄だろうか。
「…何か変なことしてないでしょうね…」
小さい頃よく変な悪戯をされたのを思い出し、節子は不安になった。

46 :スペースNo.な-74:04/04/30 15:00
「原稿なんだけど…今回はどんなカップリングにしたの?」

カスミが興奮しながら節子に尋ねる。
今の話題は自分達の新予定『卓球の王様』本、通称ピンキンのカップリングについてだった。
カスミは普段おとなしい分、この手の話題では節子も驚いてしまうぐらい過激なので、
節子の方が周りを気にしてしまう程だ。



47 :スペースNo.な-74:04/04/30 18:48
「息子×父親」

節子は嘘をついてみた。

48 :スペースNo.な-74:04/04/30 18:57
「えっ……」
「マジっ!」
カスミが仰天しながら訊き返す。
「それ考えつかなかった、…超盲点だよ…。」
「それって第一話にしか出てこなかったあの?」
カスミの言葉は尽きない。

49 :スペースNo.な-74:04/04/30 20:01
「確か第一話で瞬(しゅん)くんのスーパーサーブを右目に受けて
卓球界から忽然と姿を消したあの父親?
でも確かに乗り越えていく存在としてはアリ!」

早口でまくし立て一人納得するカスミ。

「でっ、どっちが受けっ!」
「うわっ!カスミ、チョッ、ちょっとまった!」

大声で話を続けようとするカスミを必死で抑える。
駅に近づくにつれ人通りが増えていた。
流石に節子も人目が気になる。

50 :スペースNo.な-74:04/04/30 21:35
「ほんとカスミ先生には困っちゃうよね。」
「ピンキンを語りだすと神が降臨するというかとまらなくなっちゃうしさぁ…」

今日のカスミ先生はいつもと違う。
初めてのオフセット印刷!
これからはイベント直前にコピー機の前で
内職をする必要も無いっ!
ピンキンファンのカスミのはしゃぎっぷりは節子にも良くわかる。

51 :スペースNo.な-74:04/04/30 22:00
だからと言って街中で同人話を繰り広げるのはやめて欲しい。
自分が同人をしていることは、周りには絶対秘密にしたいのだ。
…だが。
「あれ、節子ちゃんじゃない」
印刷所の前で、よりによって兄の親友である佐藤に出会ってしまった。

52 :スペースNo.な-74:04/04/30 23:25
節子は急に意識が遠くなった。
あぁなんてこったい!
よりによってこんなときに発作がでなくても…
そう節子は

53 :スペースNo.な-74:04/04/30 23:41
「せつ、せつこ…節子、節子!」
急に地面に倒れこんだ節子をカスミと佐藤が介抱している。

「大丈夫デブか?
ナルコレプシーとか言うらしいデブ
目の前で見たのは初めてデブ」
佐藤の額から止め処も無く汗が流れ落ちる。

「うーん」 目を覚ましかけた節子の顔に佐藤の汗が落ちる。
「うわキショッィー!」
節子は飛び起きた!

54 :スペースNo.な-74:04/05/01 01:16
「ふぅ…いつもどおりの展開デブが…正直ショックデブよ…。」

一息ついた節子は平謝りに謝る。
「あう、佐藤さんゴメンなさい!」

「アイスが溶けるから仕事に戻るデブ。」
佐藤は道の脇に寄せていたコンビニ袋を拾い上げると
印刷所に入っていく。

55 :スペースNo.な-74:04/05/01 02:10
佐藤の大きな背中が印刷所のドアに吸い込まれる。

「あ……」
言葉も無く事の成り行きを見守る節子とカスミ。

やりたい事をやっているだけだと開き直ってみても
兄の親友に同人原稿をチェックされる事態は想定していない。
節子は背筋に冷たいものを感じた。

「どうしようカスミぃ…佐藤さんここで働いてるぅぅ」
カスミは↓

56 :スペースNo.な-74:04/05/01 02:49
テーブルの上にあったガラス製の灰皿で佐藤さんの頭を殴った。
無言で。
何度も殴った。
佐藤さんが動かなくなるまで。
佐藤さんが立っていた辺りの床が赤く染まるまで。
「これで大丈夫だよ(はぁと」
カスミの肌は返り血で光っていた。

57 :スペースNo.な-74:04/05/01 03:07
「カスミ!あんたの目つき今、とても怖いんだけど…。」

意を決して印刷所に入った節子たち一行は印刷所の片隅で
オペレートをしている佐藤を見つけた。

「よかった受付はしてないみたい」
安堵する節子だったが

節子の傍らで佐藤を見るカスミの目は怪しく光っていた。
敵には回したくないマジで節子は思った。

58 :スペースNo.な-74:04/05/01 15:17
「佐藤さ〜ん☆」
カスミはすすす…と佐藤の元に寄っていった。
「なんデブか。今忙しいから後にして欲しいデブ」
カスミは佐藤の耳元で囁いた。
「…超大手のエロ同人作家、パンチョ佐藤さん」
「なっ、何故それをを知ってるデブ!!」
「…コミケでサークル参加してるのを何度か見ました。
かなりえぐいもん描いてますよね〜中学生の女の子を無理矢理…クスッ」
カスミの台詞に、節子はなんだかいやな予感がした。

59 :スペースNo.な-74:04/05/01 17:11
節子は兄から聞かされていた。
大学生ながら実家の印刷所を切り盛りしながら
地域防犯にボランティアで参加しているということを…。
確かに登下校時の児童、生徒を見守る人間が炉利では不味すぎる。

カスミの露骨にエグイ…否、修正。頼もしさに節子は言いようの知れない
恐怖を感じると供にこの件が無事終了するであろう事を願った。

カスミと佐藤が何やら話をまとめたようだった。
晴れやかな笑顔でカスミが戻ってきた。

60 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:21
「節子、これ・・・」
カスミはスカ−トのポケットから取り出した物を節子に手渡した。

カスミ・・・これ・・・これってぇ〜
それはキノコの形を成した電動の玩具だった。
かさの部分はキノコよりも小さい。

「思ったよりも柔いでしょ」
キノコ玩具は節子の右手でクニクニと弾力に弾んでいた。

61 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:29
「カスミ・・・これ・・・は??」
「節子用に買っておいたのよ。形取るのに手間取ってるって言ってたじゃない」
「でもどうやってこんな物・・・手にいれたの?」

キノコ玩具・・・どうやら佐藤さんから買ってきてもらったらしい。
デブの兄ちゃんに注文するカスミの勇気・・・節子はちょっと感動していた。
凄い・・・

「あの・・・カスミ・・・」
「もちろん使ってるよ。節子も使ってみたら?:」

ああ・・・私の青春はどうなってしまうのか・・・
しきりに同人家業の厳しさ?を体感し始めて間も無い節子であった。

62 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:33
そしてカスミの後ろの方で佐藤さんの唇が左上がりに釣りあがっていた。
眼光もキラリと光っていたのだろうが、幸いキノコ玩具に目がいっていた節子は
気が付かないですんだ。

63 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:39
「節子っ!聞いて、ここからが重要!」
カスミが強い力で節子の両手を握る

「印刷代ただにするからモデルになって欲しいんだって…。
で、私がコーディネイトするから節子がモデルていう訳。」
「いい取引でしょ!」

思いがけない展開に即座に反応する節子
「えー!!マジ?」
「そ、マジ。」
カスミ即答。

カスミは佐藤に目配せをして
印刷所の裏方にグイグイと節子を引っ張っていく。

64 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:42
「ちょ・・・ちょっと待って!カスミ・・・何のモデルなの??」
節子の脳裏にはあれよあれよの姿しか浮ばなかった。
そんな自分にポッと赤らめたりする。

65 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:44
「キノコブレード・・・」
佐藤の口から妙な呟きが発せられていた。

66 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:44
だいじょぶ任せて!
他人事のカスミが強く請け負う。

な何がだか…。

自称コーディネーターのカスミを恨めしく思う

67 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:46
節子の右手には、キノコ玩具がクニクニと動いていた。
それはまるで今後のナニかを暗示するかのようだった・・・

68 :スペースNo.な-74:04/05/01 18:48
魔王ユエルは僕がやるデブから、
キノコブレードを構えて殺陣をしてみてっ!
ふぅ、ちゃんとやらないとただは無理デブよ。
自腹なんデブから。
カスミたんは撮影ヨロ。

大きな佐藤の体がめまぐるしく動き回る


69 :スペースNo.な-74:04/05/01 19:37
印刷所の裏にある4畳位のプレハブが佐藤の個室らしい。
壁面に壁のように詰まれたマンガやDVDに戸惑いながらも
言われるがままポーズを取り撮影を進める…

ふと佐藤の動きが止まる。
何か不満らしい。

わざとらしいジェスチャーでポンと手を叩き、
早口で騒ぎ出した。

そのコスがマッチしてないデブ。
全然らしくないデブ。
主人公の東郷萌え(とうごう もえ)タンは
そんなジャージコスはしてないデブ。

70 :スペースNo.な-74:04/05/01 21:01
自分的には充分萌え路線なのデブ
でもしょうがないデブ。
こんな時もあるかとも思って……。

佐藤がごそごそと押入れから何かを取り出した。

ジャーンこれデブ!

佐藤が引っ張り出したのは↓



71 :スペースNo.な-74:04/05/02 02:20
フリフリのメイド服を戦闘用にかたどった
キノコブレードのコスチューム!
しかも異様に短くて少し動けばパンツが見えてしまう!!
「こんなん誰が着るか!!」
「節子、印刷代のためよっ!」
「いやああ―――っ!」
カスミの早業で、節子はあっという間に着替えさせられてしまった。

72 :スペースNo.な-74:04/05/02 07:22
その微妙に見えそうな衣装を気にして細い両足をクネクネと動かす。
そして、まだ幼く繊細、そっと触らないと崩れてしまいそうな肢体をもじもじさせる。

節子はその両手を思わず小さなお尻を隠すために後ろにやったが、そうすると今度は
前が見えそうになり、「あぁ・・・」と穂のかに発して思わずかがみこんでしまった。

「いいデブ!!節子ちゃんこそ僕の求めてた理想のモデルデブ!!」
「ただ・・・」
「ただ・・・???」カスミが問いかける。
「ただ・・・ナニかもう1つ足りないんだよなぁ・・・」
「節子ちゃん、さっきカスミちゃんから貰ったキノコの玩具を咥えてみて欲しいデブ」

73 :スペースNo.な-74:04/05/02 11:03
節子は不安げにカスミを見遣るが、彼女は既にカメラを携えている。
腹をくくり、節子はキノコの先端を咥えた。

「そっちじゃないデブ。キノコの頭をペロペロ舐めるデブよ」
佐藤の言う通り先端をチロチロと舐める節子。
少しかがんだせいで、スカートが捲れてしまう。

「節子ってば中2にもなってクマの綿パンツなんか履いてるの?」
「いやっ!」
カスミの言葉に、節子は真っ赤になってスカートを抑える。
「う〜ん、そのパンツじゃちょっとデブ。そうだ!」
佐藤はまたしてもゴソゴソと押し入れから何かを取り出した。

74 :スペースNo.な-74:04/05/03 00:35
掌に純白のふわふわと乗る布地を佐藤が繊細な手つきで広げていく。

ムフゥー!やっぱり『萌ちゃん』は白に限るデブね。

薄い布地の向こう越しに佐藤が暑苦しい笑顔が透けてみえる。

だめっ!…カスミ、これはさすがにNGでしょ。

節子が必死でカスミに同意を求める。

「佐藤さん。それって
カスミセンセー頼りになる…と、節子が思った瞬間、
別料金でしょ、当然。」
カスミが微笑む。

堕天使の微笑を間近で見た。
後に節子は語ったという。











75 :スペースNo.な-74:04/05/03 05:44
・・・・・・
「あーなんかわけわからない話になっちゃった―」
原稿とにらめっこしていた目をこすりながら節子は椅子の背もたれによりかかった。
「やっぱり私には才能ないのかなー」
てろりんてろてろてろろろろん♪
ベッドの上に放り投げた携帯が鳴っている。
誰からだろう?

76 :スペースNo.な-74:04/05/03 06:29
「…もしもし」
「うんこーー!!!」
「・・・・・は?」
「うんこォーーーーーーーーーー!!!」
「・・・・・・・」
「うんこっこ!」

「あ・・・あの・・・もしもし????」
電話の向こうからしきりに叫ぶ謎のうんこの声。
まったくわけがわからずぽかんとしていた。

77 :スペースNo.な-74:04/05/03 06:34
「なんじゃくそっ!」

ブンッ!
携帯を壁に叩きつけて破砕してしまったっ!
後悔しても後の祭り…。
床に散らばる『元』携帯電話。

78 :スペースNo.な-74:04/05/03 06:41
はっ・・・・!!!

我に返る節子。
これじゃカスミと原稿の打ち合わせが出来ないじゃない・・・
痛ッ!!!
破損した携帯の破片で右手人差し指を切ってしまった。
傷口のえぐれた身から流れ出す赤い液体・・・

血・・・なまめかしい・・・・
そう節子はおもっていた。

79 :スペースNo.な-74:04/05/03 06:44
「いやいや痛いって!はやく手当てをしなくちゃ。」
しかしそれにしても気になることがある。
さっきの電話の声はカスミの声だった。
そう言えばここ三日ほどカスミは学校に来てなかったっけ。
それにしてもいきなり電話してきてこれはちょっとふざけ過ぎじゃない?
ったく、こっちは原稿できなくて苦しんでるってのにさ。
でもカスミは真面目な子だからあんな事するはずないのになぁ…
おかしいなぁ〜

80 :スペースNo.な-74:04/05/03 06:48
お姉ちゃんどうかしたの?

携帯を壁にぶつけた音が隣の部屋に聞こえたらしい。
私より2才下、まだ小学6年の弟がつぶらな瞳で私の怪我した指を除き込んでいた。

81 :スペースNo.な-74:04/05/03 06:55
弟は袖口から手が見えるかみえないかぐらいの
少しゆとりのあるサイズのパジャマを着ていた。

「ま・・・まお・・・何で下何も履いてないのよ」
「だって、お姉ちゃんこっちのほうが通気性あって気持ちいいんだもん・・・・」

まおと呼ばれたその少年は、パジャマを上だけしか着ていなかった。


82 :スペースNo.な-74:04/05/03 07:04
「痛そう・・・大丈夫???」
弟のまおが私の顔を心配そうに覗き込む。

「まお、薬箱とってきてくれない?」
「ううん・・・お姉ちゃん、まおが血止めてあげるよ」
まおは自分の事をまおと言う。

そのまおは私の指を自分の唇に持っていきかぷっと中におさめた。

83 :スペースNo.な-74:04/05/03 07:10
「…ったく薬箱とってきてっていってんの!あんたのおしゃぶりじゃないのよ、私の指は」
「わかったよぅ…おねぃちゃん」
まおはしぶしぶ節子の指から口を離し、一階にある薬箱をとりに行った。

84 :スペースNo.な-74:04/05/03 07:31
節子はある事に気付いた。
今まで、形が取れなくてキノコを参考にしていたが生の参考書が側にいる事に
気付いたのだ。

まお・・・そうだ・・・まおのがある!
きっと恥かしがるに違いないが、まおはわたしの言う事に逆らったためしが一度もない。
それに、変にまともな資料を求めて、資金投げ打ってエグそうな物は見たくない。
資料にするならせめて、可愛い物が・・・・

「おねえちゃん」
薬箱をかかえ、まおが部屋に戻ってきた。
「まお、大切なお願いがあるんだけど聞いてくれない?」


85 :スペースNo.な-74:04/05/03 07:34
「いやー」
「…」
まおは薬箱を置いて
とててて、と自分の部屋に戻っていった。

86 :スペースNo.な-74:04/05/03 07:38
幻聴なのか、どこかから「くそぉ〜〜〜!!!!」
と悔しがる声を節子は耳にしたような気がした・・・

さて、原稿の続きを・・・

87 :スペースNo.な-74:04/05/03 07:42
翌日、玄関のインターホンからあの「うんこーーー!」
の声が響いてきた。

88 :スペースNo.な-74:04/05/03 07:48
とか言う出だしはどうかな…
いやだめだ、これじゃアホ過ぎる。
大体うん○なんてすぐに言うのは小学生くらいしかいないだろ。
今書こうとしてるのはシリアスモノなんだから…
こんなんじゃいつまでたっても原稿があがらないよ。
さてと、真面目に考えるかな。

89 :スペースNo.な-74:04/05/03 09:07
神宮寺はタバコに火を付けた。
助手の洋子が相変わらずねと言うようなそぶりでこちらを見ている。

さて、今日の依頼は・・・と

90 :スペースNo.な-74:04/05/03 09:32
っておい!
今度はパクリかよ!
あーもうネタ詰まってきたよ。
何を考えても面白くないものになりそうだし。
あーもー寝よ。
明日は良いネタが浮かぶと良いな…
おやすみ。
ぐぅ
・・・・・・って〆切まであと三日しかないんだった!
あーもう寝たいのに寝れないー。
しくしく

91 :スペースNo.な-74:04/05/03 09:50
そう言えば明日は叔父様が遊びに来るとか言っていた。
そう・・・とってもステキな叔父様なのだけど、困った事に叔父様は弟のまおにぞっこんなのだ。

変な事にならなきゃいいけど・・・
そう思いをふけらしながら節子は床についた。

92 :スペースNo.な-74:04/05/03 10:05
まー変なことが起きてもあたしは原稿があるから見に行けないけどね…
・・・
つーかね、なんであたしの身体はベッドに向かっていくのかな?
〆切まであと三日しかないから寝れないっての!!

93 :スペースNo.な-74:04/05/03 10:28
寝るなら練ろ!
節子の頭に神が囁く。

94 :スペースNo.な-74:04/05/03 10:29
あたしのベットには黒い塊がカサカサと這っていた。
きゃぁ〜流石に寝れないわぁ〜

95 :スペースNo.な-74:04/05/03 15:10
大人しく寝るのを諦めて台所からとってきた珈琲を粉のまま何杯か飲む。
カフェインが胃に来るがこれで暫く睡魔は無い。
ただ動悸が速くなるのと軽く震えるのはどうにかならんかなー・・・と思いつつ机に向かう節子。
しかし三日で何が描けるだろう。今どれくらい出来てたっけ・・・。そういえば今何時だっけ・・・ふと時計を見る。

96 :スペースNo.な-74:04/05/03 16:44
午前2時を回っていた。
もうこんな時間だったのかと、考えるだけで過ぎ行く時の早さに気がめいっていた。
眠気もこないし、もうちょっと大人ならタバコでもと思うんだけど・・・

ふと思い出したように机の引出しをあけると、中にしまってあった黒い物を取り出した。

両手に持たないとズッシリと重く、節子の小さな片手にはいささか手に余る代物だった。
この銃が好きだった。ありふれた銃器ではあるが、装弾数が15発という所がいい。
一発の重みよりも、骨のきしむ音がするくらい打ち込めるのがいいのだ。

胸に10発程打ち込んでも、残りが頭に5発打ち込める。
集団戦だと、いちいちマガジンは取り替えてられない。装弾数が物をいう。
せめて4丁ぐらいは携帯しておくのがベターではないだろうか・・・

そう思いをふけらしながら、叔父様から習った事を反復してみる。
自分の手には両手で1艇が限度なのがつらい。まだまだ私自信が実践向きではないのだろう。
そう思い時計の針は3時を指していた。

薄暗い部屋に指し込む青い光に照らされて珈琲の渋みとはうらはらに力のない甘い溜息をもらしていた。

97 :スペースNo.な-74:04/05/04 03:39
そうか、もう朝か。
「さーてと」
節子は銃を机の引き出しに戻す。
「原稿あるって言っても私は学生の身。やっぱ学校に行かなくちゃね。」
珈琲をぐいと飲み干して1階に降り、節子はシャワーを浴びた。

節子は忘れていた。
あの(>>76-79)電話の事を。
まさか叔父のせいでカスミがあんなことになっていようとは…

98 :スペースNo.な-74:04/05/04 16:28
玄関を出ると誰かが入ってくるのとかち合わせた形でぶつかってしまった。
節子の顔は、男のYシャツに正面からうずもれた形となった。

あ・・・叔父様、神宮寺叔父様・・・
神宮寺と呼ばれたその男は、すこしいかつい顔だちをしており体格の良い体つきに
しなだれたスーツとネクタイをして節子の目の前に立っていた。

節子ちゃん、久しぶりだな。すまなかったね突然。
上から低い声が発せられ、多少威圧感を感じたが、叔父様は根は気の良い人である。

わたし学校があるので、そう言ってそそくさと立ち去る形となった。
叔父様は探偵業をしており、助手にはとても美人のお姉様を従えている。
だけど、最近上手く行ってないのかめっきり顔を見せなくなった。

まあいい、とにかく今日はカスミに色々問い詰めなきゃならない事があるのだ。

99 :おちゃらけミステリー?:04/05/04 16:36
節子はいつも使っている自転車にまたがり
学校へと急ぐ。

今日は暑くなりそうだ。

頬をかすめる風が節子にそう思わせる。


100 :スペースNo.な-74:04/05/04 16:39
そんなこんなで学校についた。
途中、猫が踊ってたり男同士で告白してたり女痴漢がいたり電波っぽい血文字の落書きを見たり
侍を見かけたり烏が子供と遊んでいたり他にも色々あったがそんなことはどうでもいい。
なるべく速く記憶から消すようにして教室に入る。
カスミがいるかどうか確認する節子を見て反応するクラスメイト。
相変わらずいつものクラスだ。

101 :スペースNo.な-74:04/05/04 16:59
ただ一つを除いて…

102 :スペースNo.な-74:04/05/14 14:36
この時期に、何故か転入生だという
しかも双子。美少年、美少女の双子だ。

103 :スペースNo.な-74:04/05/30 19:40
美少年の名前は正太、美少女の名前は炉莉といった。
節子は名前だけで彼らの親がオタであると判断し、早速家に押しかけることにしたのであった。

104 :スペースNo.な-74:04/06/07 17:00
しかし、それは悪夢の始まりだった・・・

105 :スペースNo.な-74:04/06/08 02:12
ああ、おそろしい…窓に、窓に

106 :スペースNo.な-74:04/06/08 13:38
窓に・・・ま―どうしましょう!

ぷっ・・・最高!

107 :スペースNo.な-74:04/06/08 15:01
空気が凍った。

108 :スペースNo.な-74:04/06/14 00:18
禍々しい怒気を放ちながら節子は彼らの両親に詰め寄った。つんのめったと言った方が正しいかもしれない。

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